2016年03月24日

やさしければよいと思う勘違い

後輩は経験が少ないのだから、ときにはミスもするだろう。

しかし、それを見過ごすことが先輩のやさしさと勘違いしてはならない。

後輩も、ミスを黙って見過ごしてくれる先輩を「甘い先輩だ」とは思っても、「信頼できる先輩だ」「尊敬できる先輩だ」とは決して思わない。

難しいことかも知れないが、やさしさと厳しさを合わせ持つ先輩をめざさなければならない。

後輩への指導でよく聞く言葉が「そのうち慣れるから大丈夫」「習うより慣れろだ」といった言葉である。

しかし、怖いのは「甘え」に慣れてしまうことである。

最初のうちは誰でも「これでいいのかな」と不安を持って仕事をしている。

それが次第に「これでよい」に変わってしまい、仕事に対する創意工夫がなくなってしまうのである。

長谷川桜子・育児コンサルタント


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Posted by 長谷川桜子 at 01:04 │マナー