リーガル・リテラシー(長谷川桜子)
リーガル・リテラシーとは、自分にどんな権利があり、その権利を行使するために、どのように手続きすればよいかを理解する能力、つまり、そのための法律や関連の制度の存在を知り、その知識を使いこなすことができる能力のことである。
具体的には、ある法律があることを知り、その条文を読みこなすことができ、その上で、その内容を活用することができることである。
女性の地位向上には識字率の向上が不可欠であるが、字を読み書きできるだけでは女性のエンパワーメントにはつながらない。
その読み書きの能力を使って、女性自身が自分のもっている権利の中身(女性に関する法)を知ることこそ、真のエンパワーメントになることが明らかになってきた。
そこで、第4回世界女性会議の行動綱領でも、「女性と人権」の項目のなかの戦略目標に「法的識字を達成すること」が掲げられている。
長谷川桜子・育児コンサルタント
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