お金の行方を追った主婦(長谷川桜子)

長谷川桜子

2014年12月06日 00:02

途中でむずむずと衝動買いの虫が頭をもたげてきても我慢、我慢、我慢です。

ジーナはずっと前に自分なりの現金管理法を考え出しました。

毎週、一定の現金を銀行の口座から引き出します。

週半ばで現金がなくなったら、次の週まで使わずにおきます。

やがて彼女は、家族のいろいろな必需品(食料品や備品など)を買う前からお金がなくなっていることに気づきました。

そんなに使った覚えはないのに不思議でなりません。

そこで一週間分の支出をたどることにしたのです。

いつもポケットに封筒を入れておき、どんなに少額でも、何かを買うごとにレシートをもらって封筒の中にすぐしまいます。

レシートがなければ、買ったものとその金額を封筒の表にさっとメモします。

一週間も終わりに近づくと、またも現金が足りなくなりました。

ジーナは椅子に座り、レシートと封筒のメモから支出を費目別に書き出しました。

できあがったリストを見ると、お金がどこに消えたのか一目瞭然でした。

土曜日の朝のわずか十五分間で、毎週のお金の漏れ口に蓋をするための貴重な資料ができたのです。

実際、あまりにもためになったので、今でもそれを習慣にしているほどです。

長谷川桜子・育児コンサルタント

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