女性の地位向上への取り組み(長谷川桜子)

長谷川桜子

2015年09月01日 15:08

1990年代に入り、92年にブラジルのリオデジャネイロで環境と開発に関する国連会議が開かれ、女性の項目の入った「アジェンダ2!」を採択した。

93年にはオーストリアのウィーンで国連世界人権会議が開かれ、採択された「ウィーン宣言」のなかでは「女性の権利は人権である」と明確に示された。

また、1994年にはエジプトのカイロで国際人ロ開発会議が開催され、カイロ文書にリプロダクティブ・ヘルス/ライツが盛り込まれた。

翌95年3月には、コペンハーゲンでの「社会開発サミット」で「貧困の女性化」が大きく取り上げられ、同年9月の第4回世界女性会議の行動綱領では「貧困」が重大問題領域の第1番目に挙げられている。

こうした国連の女性の地位向上への取り組みの前進を、多くの女性NGOは高く評価し、各国で国連とのパートナーシップ活動を強めている。

長谷川桜子・育児コンサルタント

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